工場・倉庫における暑さ対策のお薦め手段、断熱効果抜群の「SOSEI工法」とは?

工場や倉庫を管理する方で、夏場や冬場の温度管理対策にお困りの方は多いです。

厚生労働省令の第五百八十七条 令第二十一条第二号という難しい内容で

暑熱、寒冷又は多湿の対策も義務付けられているほどです。

しかし、実際に対策を実施する管理者の方、施設・設備の担当者の方からすると色々な手法があり何を選べばいいのか難しいですよね…

よくある事例として、製造工場や物流倉庫であれば夏場の暑さ対策として空調設備を新しくする。または、スポットクーラーを導入し作業場を部分的に冷やすといった対処をする。これらが、一番メジャーな対策ではないでしょうか?

私自身もそういった経験がありますが、空調設備の入れ替えには非常に多額の設備投資が必要になりますし、工場内部の一部を一時的に封鎖して工事を行うために、工事期間中に工場や倉庫の操業を止める必要があり、必要な時に工事を実施出来なかった覚えがあります。長期休暇中は、工事業者さんも休みになるためスケジュールの設定に苦戦しました。

また、スポットクーラーでは、あくまでもスポット対応のため、一か所にずっと留まっていられるような作業場でなくては、あまり効果的ではなくスポットクーラーの取り合いが発生してしまいました。工場内部の全体に均一な温度低下が求められておりました。

こういった工場・倉庫における暑さ対策への解決策として

私がお薦めするのが、SOSEI工法」です。

SOSEI工法によって得られるメリットは大きく3つあります。

  • 外断熱効果による暑さ対策
  • 工場の操業を止めず施工可能
  • 工場内の温度が均一的に低下
  • 外断熱効果による暑さ対策

SOSEI工法とは工場内部の設備工事ではなく屋根の改修工事になります。静岡県富士市の㈱トヨコーという会社によって開発されたスプレーカバー工法で発泡ウレタン材を屋根の表面に吹き付けしていく工事です。この吹き付けする材料が、一般的な断熱材とほぼ同じ性能を持っており、工場の屋根に外断熱効果をもたらします。外断熱で建物全体を覆うので気密性が高く防湿性に優れ、結露ができにくい。夏場は暖気を室内に入れず、冬場は寒気を室内に入れないといった快適さをもたらします。

SOSEI工法実施効果の比較表

SOSEI工法を実施すると既存部分との熱還流率が△6.96K(w/㎡・K)低下。夏場は熱い外気をとおさなくなるため涼しさを保てます。

ちなみに一般的な屋根に用いられる鋼板と比較するとSOSEI工法に用いられる硬質ウレタンフォームの熱伝導率は、驚きの13,750分の1です。(下図) 全然熱を通しません。

断熱効果比較表
  • 工場の操業を止めず施工可能

またSOSEI工法は屋根上で工事が完了するため工場の操業を止めることがありません。

なので、いつでもラインを動かしながら工事を行えるためにスケジュール調整も容易に行うことが可能です。

工場内部のシフトや出勤調整を気にする必要もなく迅速な対応が出来ると作業員の皆さまからもよろこばれ、年々上昇する地球温暖化による影響にも対応できます。

  • 工場内の温度が均一的に低下

SOSEIは屋根上に施工していくため工場内部の均一的な温度低下が見込めます。

これにより従業員満足度の向上が得られますね!

といった具合にSOSEI工法の断熱効果を手に入れて

工場・倉庫における暑さの対策を今年こそ実施してみてはいかがでしょうか?

2021.05.28 / BLOGS